2017年6月16日金曜日

バイク用眼鏡をalook(眼鏡市場)で買う

メガネライダーは多い。
近視人口は大体総人口の1/3超らしい。ソースはゲンダイ(ry
その人たちはみんな視力矯正を行っているし、思いつくのはメガネとコンタクトレンズ。
コンタクトはゴミが入ったときに対処のしようが無くなるので、必然的にメガネで乗ることになる。
で、バイク専用の眼鏡を作ってみることにした。
有名なバイク用眼鏡を作っているところは多数あるけれども、兎に角高い。
込み込みで片手持って行かれる額は、私は出したくない。
そこで、メガネ量販店で作ってみることにした。
ヘルメットはフルヘルメット(OGKのrt-33)で、眼鏡屋はalook(眼鏡市場の低価格ライン)
ヘルメットは眼鏡屋さんに持ち込んで、ヘルメットをかぶった状態でメガネを選ぶことにした。

○スポーツ用のフレーム
フレームは柔すぎず(ヘルメットに入らない)、硬すぎず(折れる)のものがいい。且つ、ヘルメットに差す際と圧迫感を考えると、テンプル(つる)は細い方が良い。
メタルフレーム(金属はしなるので実はいい)が最適。また、ずれないようにモダン先(眼鏡の耳に当たるところ)はゴム系が良い。(今回買ったのはウルテム樹脂(ポリエーテルイミド)だけど、これに関しては使ったことが無い素材なので、耐久性は不明(掛け心地は良い)。ウルテム自体がノッチ感度が高いみたいだから、衝撃には弱そう。かな?

となると、いわゆるスポーツタイプ(アスリートとか言われたりする系統)のものがいい。
alookでスポーツラインが売っていたので、これにすることに。眼鏡市場だとi-athleteだけど、これがまた高くて(総額3万くらい)、遊びで買うにしては気が引ける。alookなら込み込みで1万。
他の眼鏡量販メーカーでもスポーツラインを出しているので、それでいいと思う。
下だけフレームレスのやつよりも、本当はフルフレームの方が強いと思う。私は入って適当につかんだ奴だったので、下だけフレームレスのものになった。作り直すならフルフレームになると思う。

○鼻パッドは狭くして、アイポイントは場所を考える
http://glasses.pieces1997.com/wp-content/uploads/2014/11/eye-point.jpg
のように、普通に作ると眼鏡レンズの中心(アイポイント)が、レンズ全体の中心よりやや上に設定される。
昨今鼻眼鏡みたいなかけかたが主流なので、尚更この傾向が強い。
普通にこういった眼鏡をかけると、上目遣いの際には視線がそもそもレンズに入らず(視界にレンズが入らない)、結局顎を上げなければならない羽目になる。
そこで、鼻パッドの間隔を狭めて、眼鏡をかけた際に、眼鏡自体が上に来るようにしてもらう(まっすぐ見ると、視線はレンズの下付近になるようにする)。
この時点で、(はずかしくて)普段はかけられない眼鏡になる。
更に、そこからアイポイントの設定を考える。これは実際ヘルメットをかぶって、どの位上目遣いになるかをやってみることで、
どの辺をメインの焦点位置にするか確かめなければならない。
眼鏡自体は鼻パッドで上に上げているので、上目遣いの時に丁度はまるかもしれないし、はまらないかもしれない。
手前味噌だけど、私はアイポイントを更に上に設定した。5mm~7mm位上。
アイポイントは上の方が良いと思う。まず前傾の時に最適化されること。どうせこのメガネではまっすぐ見ないので、下に設定する意味が無いこと。
問題点は2つあって、普通にめがねをかける場合と違って、アイポイントに対して斜めにみることになるので、視力検査からのレンズ作成で間違いないものは出来にくい(上目遣いでレンズ設定までやったら別)。
また、伏せていない時(上目遣いで無いとき)の見え方は、アイポイントに間違いなく入らないので、にじんだりぼやけたりする。
兎に角、眼鏡の焦点であるアイポイントは、ヘルメットをかぶって理想のライディングポジションに合わせて決める。

●使ってみた
雑感を思いつくままに
これはやばい・・・!初めからこれを作っておけば良かった。
まず眼鏡が視界から外れることが無い。あと眼鏡を視界に入れるために、首で頭を起こしていたのが無くなって、常に前傾でいられる。
メガネの上のフレームが、丁度フルヘルメットのシールド上部と合うように鼻パッドを調節してもらったから。
標準レンズで作ったけど、これで十分。超薄型とかは必要ない。アイポイントを上げているせいで、何にしろ下面は焦点が合いづらいから尚更。
勿論伏せ込んでも問題ない。これでやっとベタ伏せした時に顎を上げなくて済む。
いやに軽いし、モダン先がゴムなのでずれない。常用メガネは普通にずれるのに。
バイクの乗り降り時、メガネの交換が面倒。専用品だからしょうがないんだけど、ルーチンの中に入っていないせいかもたつく。
ライディングポジションが変わったので、筋肉痛始まる。あと首が痛い。姿勢矯正・・・。

最後に
「ヘルメットかぶって合わせて良いですか」と聞いたときの、眼鏡屋店員さんの「お、おう」感といったらもう凄かった。あとは快く(?)対応してくれたので、怖がらずにチャレンジするのも良いと思う。本当に作って良かった。
壊れても1万なので、3年ごとくらいに買い換えるのも良い。贅沢を言わなければ、最低価格の眼鏡でも同じ事は出来るはず。